【レポート】おさんぽ女子会 第2回

女子会の報告
09 /02 2017
●おさんぽ女子会 第2回目
2017年7月15日(土)13:00~16:30、十日市場地区センターにて

●参加人数
申し込み5人と、パステルを教えてくれたトモ先生、主催2人の合計8人の女子会でした。
第1回と同じく、申し込みされた方は全員1人参加の方でした。

●当日の様子など
お部屋の入り口はこんな感じでした。

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今回は室内での開催でしたので、みなさんには呼ばれたい名前を名札に書いてもらって、見える所に貼ってもらうという形を取りました。
そして参加者の方がだいたい集まった所で、主催やトモ先生のご挨拶、参加者の方同士の自己紹介をして頂きました。
前回の自己紹介ではどんな動物が好きかをみなさんに話してもらいましたが、今回は好きな色をみなさんに話してもらいました。

主催のあさこさんはパステル体験済みだったのですが、私さつきは未体験…という事で今回は参加者の方に混じって初挑戦させて頂きました!
必要な物は大まかに、
パステル画を描く画用紙、型紙用の画用紙、パステルを削る時に使う汚れてもいい紙、カッター、カッター版、セロテープ、練りゴ、、消しゴムです。

そして今回は初挑戦の方も多いだろうという事で、題材となる絵をトモ先生が用意してくれて、皆さんで描くという流れでした。

今回題材の絵はこちら。
海と灯台の夏らしい絵です。

トモ先生の作品2


同じ題材の絵を描きますが、1人1人の思いによって違った絵にもなる方向で教えたいというトモ先生の提案の下、今回は進んでいきました。

まず最初に、海の部分を描くために準備していきます。
絵全体における海がどのくらいの割合かという所から考えていきましょうとことでした。
トモ先生が海の部分の割合の多かったり、少なかったりに変えられますよとの声かけで、みなさんそれぞれどんな絵にしようか悩んでいました。
最初に、人それぞれの考えによって違う絵になるっていうのはこういう風に考えていくからなんだと思いながら、私もみなさんと同じように悩んでいました。

そして海の加減が決まったら、今度は色を塗っていきます。
パステルと呼ばれるチョークのようなものを、カッターで粉上に削り、指で画用紙に伸ばしていきます。
しかし、その作業の前に1つ重要な作業が。
どんな色にするかをまず決める必要があるのです。
海と言っても透明度の高い青や、エメラルドグリーン、深い青もあります。
そして思った色と違うなと思ったら、消してやり直す事もできるので、まずは気になった色を試して下さいねとトモ先生。
私は事前に夕焼けの海にしようと決めていたのですが、夕焼けの海の色ってどんな色だったかなとしばらく悩んで色が決められませんでした。

そして海の次は空を塗っていきます。
こちらも海と同じく、どんな色にするかはその人次第。
多彩な色を扱う、モネを思い出しました。

次に雲を描いていくのですが、今度は消しゴムを使いつつ、白のパステルを重ねていきます。
人によっては、空の段階で雲の部分を考えながら色を塗っていた方もいました。
私は空の色に苦戦していたのもあり、ここではやり方を聞いて一先ず保留にしました。

その次は灯台のある陸地です。
見本の作品では、右側にこんもりとした陸地がありましたが、低い陸地や、真ん中に陸地があっても、それぞれ思う形でいいよというお話の中で、やはりみなさんかなり真剣に悩んでいました。

そろそろ後半戦に入ってきて、灯台に移ります。
こちらもそれぞれ、大きめの灯台や、少し遠くの灯台にしてもいいし、と世界観を膨らませてね。
違うなと思ったら消すこともできるから、とトモ先生からのアドバイス。
中にはヤシの木という素敵なアイディアを出される方もいらっしゃいました。
そんな素敵なアイディアに乗っかって、私もヤシの木を描いて見ることにしました。
と思ったのですが、ヤシの葉ってどんな形かな?と途中迷子になり、慌ててスマホで画像検索をしてヤシの木を探しました。
先ほどの海の色といい、ヤシの葉といい、普段はただぼんやりと景色を眺めていたんだなと痛感しました。

そろそろ終盤に入って、太陽を描きます。
こちらも、大きい太陽や小さい太陽など、思い思いに考えるという流れです。
みなさんが悩んでいると、トモ先生とあさこさんが見てまわり、相談に乗ったり、この色は素敵ねとみなさんに声をかけて回っていました。
そんな私はというと、夕焼けを描いていたのですが、太陽はどこ?という空の濃淡になったため、太陽は画面外で、雲を足そう!という土壇場の変更をしてみました。
こちらも人によっては太陽の位置を考えながら空を塗っていた方もいました。

最後に、見本の絵にあった日の光を足したり、かもめを足したりは、作品の世界観に合わせてお好みで、という形になりました。

そして出来上がった作品はこちらです。
人によって色も雰囲気も違うので、同じ題材を描いたとはわからないような素敵な作品になりました。

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パステル画を描き終わった後は、トモ先生も交えて、パステルについての話や、今日の感想などをみなさんで話しつつ、おさんぽ女子会のアンケートを書いてもらいました。

最後に、こちらで用意したお菓子を食べつつ、ひきこもり女子会のような形でゆったりフリートークをしました。
参加者の方の中には、都合が合わずひきこもり女子会に参加した事がないという方がいましたので、どういった雰囲気かとお伝えしつつ、それぞれの悩み等を話しました。

●おわりに
トモ先生の説明はとても丁寧でわかりやすく、とても優しい説明でした。
また、みなさんに色や陸地などを「自分で考えて決めてもらう」作業が多く、最初は中々決まらず悩んでしまったのですが、最初は簡単な所から決める所から慣れつつ、ゆっくり時間をかけて大丈夫という雰囲気を私自身が感じたので、みなさんも思い思いに作品を描けたのかなと思います。

こうして「自分で考えて決める」という作業は、私自身がひきこもっていた当時はとても苦しくて大変だったように思いますが、トモ先生の柔らかい声と雰囲気で、こうした作業も楽しく進める事ができました。
ひきこもっていた当時に、こうした「自分で考えるのに慣れる」体験ができたらよかったのにとつくづく思いました。

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(執筆 さつき)
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おさんぽ女子会

おさんぽ女子会は、主催2人で開催する女子会です。繊細で疲れやすかったり、傷つきやすかったり、居場所がないと感じていたり。そんなさまざまな『生きづらさ』を抱えた人たちで集まって、色々な場所に遊びにいく活動を続けています。神奈川県、東京都を中心に活動しています。
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